闘病記文庫【さくらんぼ】

多種多様な闘病記を約1800冊集め、疾患別に見出しを付けた闘病記文庫を開設しています(現在約260疾患)。闘病記には、病気にかかった時にどの ような日々を送り、何を感じ考えたかの闘病体験が書かれています。単なる医学的な知識の情報だけでなく、人が病気を抱えた時にどう生きていくのかという貴重な情報源となります。

愛 称
さくらんぼ私たちは、地域のみなさまがよりよい健康を維持されるために、ともに歩むパートナーでありたいと思います。

闘病記文庫の貸出

多くの方がたに闘病記文庫をご活用いただけるよう、大阪府立大学羽曳野図書センター内に闘病記文庫のコーナーを設け、闘病記の貸出も行っています。(1回に3冊まで貸出できます)

地域にお住いの方もご利用いただけます。お名前と現住所を確認できるものをご持参のうえ、大阪府立大学羽曳野図書センターカウンターで所定の手続きを行ってください。

闘病記貸出冊数

1.ステロイドがわかる本 著:宮坂 信之
病気別にステロイドの最新情報を解説。ステロイドの基礎知識と上手な使い方、ステロイドを処方される様々な病気について著された本です。ステロイドを知るまずは第一歩としていかがですか。
闘病記文庫の分類は「闘病記」です。
2.声をなくして 著:永沢 光雄
下咽頭がん手術で声を失った名インタビュアーの闘病記にして遺作。”おもしろ悲しい” がん闘病記です。
闘病記文庫の分類は「がん/50・喉頭がん」です。
3.無限振子:精神科医となった自閉症者のこえなき叫び 著:Lobin H.
30代で自閉症の診断をうけ、”私”として0歳から生きなおし始めた精神科医による自伝的、分析的記録。
闘病記文庫の分類は「障害/3・自閉症」です。

(※新型コロナウイルス感染症対策のため、当面の間地域の皆様のご来館をご遠慮しております。再開時は羽曳野図書センターHPでお知らせいたします。)

 

 一部ご紹介します

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く 著:細川貂々・大野裕 (朝日新聞出版)
うつになったツレとそれを支えた貂々が改めて、今も分からない「うつ」の謎に迫る!
イラスト調でさらっと読めます。うつは誰でもなる可能性がある病気です。
「大変だって感じた時ほど、一度立ち止まって深呼吸しよう」(大野裕先生)

 

日々是好日(文芸社)
色々な人の闘病記です。1つ1つは短い単話なので、気負わずに読んでみて下さい。
きれいで前向きな話ばかりではなく、読むのが辛いお話もあります。
事実と向き合う人の強さに触れることのできる本だと思います。

 

いのちキラキラ 著:藤井正恵 (日本文学館)
脳が発達しない病気をもって生まれてきた息子さんとの、31年2日の日々をつづった本です。
頁数はあまり多くなく、とても読みやすい文章なのに、一つ一つが心に残ります。
半分が息子さんとの日々、残り半分がその後の日々をつづられています。
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