看護学研究科

研究科長のあいさつ

高度な看護実践力と教育研究能力を備えた
進化した看護のスペシャリストを目指しましょう。

上野 研究科長

少子・高齢化社会の進展、入院医療中心から地域生活中心への転換、地域包括ケアシステムの構築が進む中で看護職の社会的使命はますます高まってきてきます。

大阪府立大学大学院看護学研究科は、博士前期課程を1998(平成10)年に、後期課程を2000(平成12)年に開設し、大学院教育として20年近い歴史をもち、多くの修了生が専門看護師、研究者、教育者として幅広い分野で活躍しています。

本研究科の最も大きな特徴は専門看護師コースが充実していることです。11分野の専門看護師コースをもち、これまでに160名以上の専門看護師を養成してきています。その数は全国専門看護師の約1割となっています。いくつかのコースは仕事を続けながら長期履修制度を活用して学ぶことも可能になっています。

2つめの特徴は、基盤教育を多彩な授業科目から選択し、研究的視点を学ぶコースワークが充実していることです。その内容は主体的に学ぶことを促進する教育となっています。専門教育は、人・環境支援看護学領域、家族支援看護学領域、生活支援看護学領域、療養支援看護学領域から構成され、特論・演習等により研究プロセス、専門的実践が習得できる内容になっています。専門看護師の認定資格をもつ教員も多く直接専門看護実践を学び深めることができます。

さらに、国際社会においてもあらゆる健康レベルの人々にケア提供者として貢献できる実践者・研究者を目指し国際交流を推進しています。そのひとつとして2008(平成20)年に学術交流締結協定を締結したタイ王国マヒドン大学大学院と学生の交換プログラム(Exchange Program)を毎年行っています。学生は国際交流プログラムを通して、国際的な視点から看護を学んでいます。

論文作成においては、研究計画書、研究倫理委員会への申請、データ収集、データ分析、論文作成の各プロセスにおいて複数指導体制を取っており、看護実践に貢献できる論文を多数発表しています。

本研究科で私たち看護職に求められているさまざまな課題に一緒に果敢にチャレンジしていきましょう。

教育理念

生命と人権の尊重を基盤とし、保健・医療・福祉及び社会の諸変化に対してクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を志向した創造的・実践的な対応ができる専門的知識と技術をもった人材を育成し、看護学の発展と人々の健康に寄与する。

研究科の特徴・アピール

博士前期課程

看護学専攻は、人間の存在と生命の尊厳について深く理解し、広い視野に立って精深なる学識を修め、専門分野における教育研究能力、あるいは高度に専門的な実践能力を有する人材を育成することを目標にしています。

したがって、看護学専攻では次のような学生を求めています。(アドミッションポリシー)

  1. 論理的思考力や課題探求力と併せて、専攻する学問分野の専門的基礎及び応用能力と国際的関心を有していること
  2. 高度専門職業人として、看護実践並びに看護学の発展に貢献する意欲を有していること
  3. 豊かな人間性と倫理観を備え、自ら学ぶ姿勢を有していること

以上に基づき、次の1~4の能力や適性を身につけた学生を選抜します。

  1. 専攻する学問分野の専門基礎と応用能力を有していること
  2. 研究に対する意欲と具体的な展望を持ち、論理的思考力を有すること
  3. 高度専門職業人として、看護実践並びに看護学の発展に貢献する意欲を有していること
  4. 英文で書かれた看護学の論文を読むための語学力を有すること

博士後期課程

看護学専攻は、豊かな学識を有し、看護学分野において学術研究を推進しその深奥を 究め、自立して研究活動を行うことができる能力を有する人材を育成することを目標にしています。

したがって、看護学専攻では次のような学生を求めています。(アドミッションポリシー)

  1. 探究心旺盛で看護学の視点から自立して研究に取り組む姿勢を有していること
  2. 専門分野について深い基礎及び応用能力を有し、多様な学問分野への高い関心と国際的な視野を備えていること
  3. 豊かな人間性と看護学の発展に貢献する熱意を有していること

以上に基づき、次の1~3の能力や適性を身につけた学生を選抜します。

  1. 博士前期課程で身につけた、専門領域の研究内容の理解度や分析手法を修得していること
  2. 提出された修士論文、研究計画書、および口述試験において、研究テーマの学術的発展性を見抜く洞察力を示すとともに、それを論理的に説明、表現できていること
  3. 研究成果を海外に発信するための英語力を有すること