博士前期課程の教育

博士前期課程には、修士論文コースとCNS(Certified Nurse Specialist : 専門看護師)コースがあります。修士論文コースは人・環境支援看護学領域、家族支援看護学領域、生活支援看護学領域、療養支援看護学領域の4領域・15分野から構成され、CNS(専門看護師)コースは家族支援看護学領域、生活支援看護学領域、療養支援看護学領域の3領域・11分野から構成されます。

領域図

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基盤・専門教育

基盤教育

理論看護学

専門職としての看護の歴史、看護学における特徴を理解し、併せて看護理論の構成要素と概念枠組みおよび理論枠組み、理論の発展過程、人間科学としての看護学の理論構築の諸段階について理解を深める。

看護学研究法

看護における研究の意義と特徴を理解し、研究プロセス、Evidence Based Practice、研究デザインと方法について理解を深める。とくに、量的研究方法として、実験・準実験研究および非実験研究のデザインの原則、データ収集法、測定用具(信頼性、妥当性)、クリティークに焦点をあてる。質的研究法としては、フィールド・リサーチを中心に面接法および参加観察法を学ぶ。

専門教育

博士前期課程定員

課程 博士前期課程【修士論文コース・CNS(専門看護師)コース】
入学定員 26名

博士前期課程の教育目的・目標

教育目的

人間の存在と生命の尊厳について深く理解し、広い視野に立って精深なる学識を修め、高い倫理観をもち専門分野における教育研究能力、あるいは高度に専門的な実践能力を有する人材を育成する。

教育目標

  1. 専攻する看護専門領域に関連する理論に精通し、看護活動に適用する。
  2. 専攻する専門領域の看護実践の質の向上を目指して、専門性の高い看護ケアを提供し、改革を推進する。
  3. 高い倫理観をもち、複雑な倫理的問題を判断し調整する。
  4. 看護に関する研究業績をクリティカルに検討し、看護ケアに積極的に活用する。
  5. 看護教育並びに看護実践の向上のために、相談・教育・調整機能を高める。
  6. 専攻する看護専門領域に関する研究課題に取り組み、看護研究能力を高める。
  7. 看護実践・研究・教育を通して国際交流に貢献する。

博士前期課程 学位授与方針(ディプロマポリシー)

  1. 専攻する看護専門領域に関連する理論に精通し、看護活動に適用する能力を修得するとともに、看護に関する研究業績をクリティカルに検討し、看護ケアに積極的に活用できる能力を修得している。
  2. 専攻する専門領域の看護実践の質の向上を目指して、専門性の高い看護ケアを提供し、改革を推進できる能力を修得している。
  3. 高い倫理観をもち、複雑な倫理的問題を判断し調整できる能力を修得している。
  4. 看護教育並びに看護実践の向上のために、相談・教育・調整機能を高めることができる能力を修得している。
  5. 専攻する看護専門領域に関する研究課題に取り組み、看護研究能力を修得している。
  6. 看護実践・研究・教育を通して国際交流に貢献できる能力を修得している。

教育課程編成実施方針(カリキュラムポリシー)

専門分野における教育研究能力や高度に専門的な実践能力を有する人材を育成するため、共通教育、基盤教育、専門教育で構成された教育課程を編成する。
修士論文コースとCNS(専門看護師)コースの選択により、1年次では共通教育科目及び基盤教育科目及び専攻した分野の「特論」、「演習」を、2年次の修士論文コースでは「特別研究」を、CNSコースでは「実習」、「課題研究」を各々配当し、修士論文(CNSコースは課題研究)の審査を経て、最終試験の合格を修了要件とする。

  1. 看護専門領域の理論に精通した看護活動に適用する能力及び研究の批判的吟味により質の高い看護ケアが実践できる能力を育成するため、基盤教育において「理論看護学」、「看護学研究法」を、専門教育において「人・環境支援看護学」、「家族支援看護学」、「生活支援看護学」、「療養支援看護学」の4領域で構成された専門科目を提供する。
    また、修士論文コースでは2年次に「特別研究」、CNSコースでは2年次に「課題研究」を配当する。
  2. 専門性の高い看護ケアを提供し、改革を推進できる能力を育成するため、専門教育において専攻した分野の「特別研究」又は「課題研究」を必修科目、「看護管理学特論」等を選択科目とするとともに、「人・環境支援看護学」、「家族支援看護学」、「生活支援看護学」、「療養支援看護学」の4領域で構成された専門科目を提供する。
  3. 高い倫理観をもち、複雑な倫理的問題を判断し調整できる能力を育成するため、1年次前期において、共通教育において「研究公正」を必修科目として、基盤教育において「看護倫理学」を選択科目として配当するとともに、「人・環境支援看護学」、「家族支援看護学」、「生活支援看護学」、「療養支援看護学」の4領域で構成された専門科目を提供する。
  4. 看護教育・看護実践の向上に資する相談・教育・調整機能を高める能力を育成するため、基盤教育において「コンサルテーション論」等を選択科目、専門教育において、「看護教育学特論」等を選択科目として提供とするとともに、「人・環境支援看護学」、「家族支援看護学」、「生活支援看護学」、「療養支援看護学」、の4領域で構成された「特論」「演習」「実習」科目を提供する。
  5. 専攻する看護専門領域に関する研究課題に取り組み、看護研究能力を育成するため、基盤教育において「理論看護学」、「看護学研究法」を必修科目、「調査研究処理法」等を選択科目として提供するとともに、修士論文コースでは、2年次に「特別研究」、CNSコースでは、2年次に「課題研究」を配当する。
  6. 看護実践・研究・教育を通して国際交流に貢献する能力を育成するため、基盤教育において「理論看護学」、「看護学研究法」を必修科目とするとともに、「異文化看護フィールドワーク」を選択科目として提供する。

研究指導教員の決定と研究指導の方法について

主研究指導教員の役割

  1. 学生の希望する研究課題、指導教員の専門分野、指導環境などを考慮し、学生の同意を得た上で研究課題を決定し、研究指導を行う。
  2. 研究指導に加え、学生の教育・研究に必要となる授業科目について、シラバスと領域分野別履修例を参考にして個々の学生の指導を行う。

副研究指導教員の役割

主研究指導教員と協力して学生の研究指導を補助的に行う。

研究指導教員の決定のプロセス

  • 主研究指導教員については、入学願書出願前に希望する教員への研究室訪問や面談を行い、入学願書出願時に希望する教員を選択し、入学後の研究科委員会において決定する。
  • 副研究指導教員については、入学後、主研究指導教員が学生と相談の上選定し、研究科委員会において決定する。

研究指導計画

*研究の具体的スケジュールに関しては、<研究スケジュール>を参照

1. 研究計画の立案

  1. 学生は、決定した研究課題に関して先行研究の整理を行い、研究計画を立案する。
  2. 指導教員は、学生が研究計画を立案するに当たって、研究方法・文献検索方法・文献読解方法などを指導する。

2. 研究の遂行

  1. 学生は、研究計画に従って研究を遂行する。決定した研究方法にて研究課題に取り組み、データ収集・分析等を行い、研究結果をまとめる。
  2. 指導教員は、研究の進行を確認しつつ、研究の倫理的配慮、研究依頼、データ収集、データ分析等の指導を行い、研究結果をまとめさせる。
  3. 指導教員は研究の進捗状況について確認し、状況に応じた指導を行う。

3. 論文の作成

  1. 学生はこれまでの研究成果をもとに論文の作成を開始し、指導教員のもとで論文をまとめる。
  2. 指導教員は、論文の構成や図表の作成、文献の整理・引用等、論文の執筆を指導する。

研究スケジュール

年次 時期 修士論文コース
課題研究コース
長期履修の場合
(3年間)
入学願書出願前 主研究指導教員の選択 主研究指導教員の選択
1年次 4月 主研究指導教員の決定 主研究指導教員の決定
2~3月 副研究指導教員の決定
2年次 5月1日 研究計画書の提出
5月中旬 研究計画書及び研究倫理の審査
病院等調査施設の倫理委員会の審査
7~9月 副研究指導教員の決定
10月12日 研究計画書の提出
10月下旬~
11月上旬
研究計画書及び研究倫理の審査
病院等調査施設の倫理委員会の審査
研究計画書及び
研究倫理の
審査終了後
研究の実施 研究の実施
1月21日 論文の提出
(各自で修得単位を確認後提出)
1月下旬~
2月上旬
論文審査
3年次 1月21日
(7月7日)
論文の提出
(各自で修得単位を確認後提出)
1月下旬~
2月上旬
(8月上旬)
論文審査

※一般学生で9月修了の場合、別途相談。

※長期履修期間を短縮する場合で、9月修了の日程は(  )内のとおりとする。

※4年間の長期履修については、指導教員と相談の上手続きをすること。

※指定日については、土・日曜日の場合、その前日とする。