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大阪府受託事業「特定健診受診率向上プロジェクト」を開始しました

大阪府立大学看護学研究科が大阪府受託事業「特定健診受診率向上プロジェクト ―対象者の実態や実情に応じた効果的なプロモーションの確立に向けた提案―」を開始しました。

受託事業の背景・目的

生活習慣病の発症および重症化を予防するために特定健診は非常に重要ですが、大阪府の特定健診の受診率は全国と比べ低い状況で推移しており、「特定健診の受診率向上」は大阪の健康課題の一つです。

特定健診の受診率向上のために各市町村で受診勧奨事業が実施されていますが、特定健診の対象者の実態や実情に応じた、より効果的なプロモーションを確立する必要があります。

そこで、特定健診の対象者への大規模な実態把握調査およびパブリックデータの分析などを実施し、より効果的なプロモーションの確立に向けた提案を行います。

受託事業の概要

受託事業名 特定健診受診率向上プロジェクト
―対象者の実態や実情に応じた効果的なプロモーションの確立に向けた提案―
プロジェクト担当者 プロジェクト責任者:看護学研究科 研究科長 田中京子
プロジェクト運営代表者:看護学研究科 看護情報学分野 教授 森本明子
プロジェクト運営副代表者:看護学研究科 看護情報学分野 准教授 園田奈央
プロジェクト運営委員:看護学研究科 母性看護学分野 教授 渡邊香織
プロジェクト運営委員:看護学研究科 地域看護学分野 教授 都筑千景
プロジェクト運営委員:看護学研究科 母性看護学分野 講師 髙知恵
プロジェクト運営委員:看護学研究科 地域看護学分野 講師 安本理抄
期間 2020年7月1日から2021年3月31日まで

プロジェクト運営代表者の一言

大阪府立大学 看護学研究科 看護情報学分野 教授 森本明子

データを活用した統計的課題解決サイクルにPPDAC(Problem、Plan、Data、Analysis、Conclusion)サイクルがあります。最初のProblemの段階で「課題の明確化や分析課題の設定」を行います。

次いで、Planの段階で「データ収集や分析の計画立案」を行い、Dataの段階で「データ収集」、Analysisの段階で「課題の現状把握や要因検討のためのデータ分析」を行います。
そして、Conclusionの段階で「データ分析に基づいた課題解決への具体的な取組みを提案」します。

特定健診の受診率向上は大阪の重要な健康課題の一つです。本受託事業では、大規模な実態把握調査およびパブリックデータ分析でPPDACサイクルを展開し、課題解決に貢献したいと考えています。

関連情報

大阪府立大学 Webサイト https://www.osakafu-u.ac.jp/news/nws20200804_02/